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ポルシェジャパンのHPでオンラインファクトリー・ツアーなる ページがUPされていました。 生産過程などが写真つきで公開されています。 ポルシェのエンジンフィールやボディ等、良い所はあげればきりが無いのですが、 実は気に入っていない、、とか、これはどうなの?って思っていた部分が 私にとっては塗装でしたので、塗装工程のページを興味深々で見てみます。 最近では水性塗料を使用し、環境問題に取り組む姿勢をうたっているのですが、 その水性塗装の為なのか、どうなのか。 私が乗っているポルシェ・ボクスターS(スピードイエロー)は、ちょっとした事で傷が付きやすいです。。 工程を見ると普通に油飛ばし、プライマー(下地)、その後、コーティングの継ぎ目にシーリング 、自動によるフィラーコート? フィラーコートって、下地処理後の最初のばら吹きのようなものかな。。乾燥させているようですが。 ちょっとなぞです。 その後、写真4にて水性ペイントで塗装されてます。・・・が、これ、手塗りだったんですね。。。 水性ペイントは使ってみると分かるのですが、凄く塗料が伸びます。柔らかいのですね。 その為、失敗した時に手直しがしやすいのですが、普通の塗料のように塗装すると「タレ」の原因になりやすいです。 ここが手塗り作業と言う所は驚きで、伸びやすい塗料の為、仕上がりは手塗りでも見栄えは良いと思うのですが時間掛かりそう。。 更に思ったのは、ポルシェはメタリック塗装が実はオプションで、普通にシルバーでも20万円弱の追加代金が掛かる理由が分かりました。 メタリック系は塗装が難しく、塗料の中に入っているメタは、厚塗りすると下に沈殿してしまい、 メタムラと言うムラが出やすいのです。 これを手作業でやっているので、時間が掛かっているのでしょうね。 その後乾燥機にて焼付けをしているのですが、 残念ながら「赤外線」と書いてあるだけなので、遠赤・中赤・近赤なのかは分かりません。 そして写真6では、クリアラッカーを磨く様子が出ています。 このクリアは実は水性ではないのですよね。 (最後の方に書いてありました。。クリアラッカーを除き水性を使用しておりますと。。) この磨きも手作業ですが、これは普通です。 この磨きこみによって、塗装&クリアのつやが均一になり、俗にいう仕上げ終了となるわけです。 (安いオールペン屋さんは、この磨きをしない所もあります。) 手作業による部分が多いので、当然時間は掛かりますよね。 もちろん全員が熟練工だと思うので、仕上がりにムラは出にくいとは思うのですが、 ポルシェって同じ純正色でも並べてみると微妙に色が違う理由がはっきりしました。 (塗料が同じでも塗装工、気温などによって変わるので。) やはり熟練工によるハンドメイドクラフトなんですね。 この職人さんたちもポルシェ・オーナーなのでしょうか。 水性塗料を使用しているので塗幕が薄く、熟練工による手作業なので仕上がりが綺麗に処理され。。。 個人的に、クリアだけでも良いので、もう少し厚く塗っていただければ、傷も消しやすいのですが。。。
by marcy100
| 2005-05-15 11:53
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